クマにサケで餌付け！知床で悪質な観光客？

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※出典　知床自然センターtwitter

知床で問題になっているクマの餌付け

北海道の世界自然遺産で知られる知床半島でサケの餌付けをしようとして使われたと思われるサケの塩漬け６匹と木箱が散乱しているのが今、問題となっています。知床ではヒグマに餌を与えないよう呼びかけており、地元住民がヒグマに餌を与える事もまず無いだろう。ヒグマに餌付けしないように看板でも呼びかけているが悪質な観光客の仕業なのだろうか？

クマに餌を与えてはいけない理由

北米ではクマに餌やりをしていた結果、人間は美味しいものを持っているとクマが認識し、人間のいる場所をあさるクマが急増し人身事故なども発生。今ではゴミの放置などもしないよう徹底しているようです。つまり人間が餌を与えることで簡単に餌が手に入ると認識する為、クマはどんどん人間に近づいていくのでしょう。結果、人間が襲われたり餌を求めて家などが荒らされる被害が起こるのです。知床でも同じような悲惨な事故が起きないよう未然に防ぐには観光客がマナーを守ることが大事なのです。観光客が面白半分でヒグマに餌付けをする事は過去にもあっようです、知床自然センターでは注意を呼びかけています。

不法投棄の可能性

今回のサケは塩漬けだったこともあり、不法投棄の疑いもあるようです。その理由は生のサケではなく塩鮭だという点です。保存食である塩鮭を新しい塩鮭に入れ替える為に古くなった塩鮭を不法に投棄したのではないか、とも考えられているようです。放置されていた鮭はトラックなどの積荷から落ちた感じでもなく、一匹ずつ放り投げたようなかたちで放置されていたため、意図的に撒いているようだが塩鮭をヒグマの餌として与えるのは考えにくいという見方もあるようです。

クマの嗅覚は犬よりすごい

クマの嗅覚は犬の7倍と言われています。人間の1億倍が犬の嗅覚ですので、クマの嗅覚はあなどれません。人間が与えた餌の匂いを覚えれば簡単に人里に餌を求めて現れます。今回の塩鮭をクマが好んで食べるのかはわかっていないようだが、クマが塩鮭を気に入った場合に匂いを覚え、塩鮭があるところへ現れる可能性もあるので人間が加工したものなどは特に与えてはいけない。