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うなぎ釣りに行ってきました〜釣ってから蒲焼まで〜

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海でのエサ・ルアー釣りまたイカ釣りやたまに渓流釣りなどをやる私ですが去年の秋ごろから「うなぎ釣り」に興味を持ち、今年初めてウナギ釣りでウナギを釣ることができました。というのもウナギ釣りはあまり周りでやっている人もいなく、ゼロからのスタートだったのでいろいろ調べ、どんな場所で釣れるのかどういった仕掛けがいいのか、また餌は何で釣るのかなどネットで散らばっている情報を集めながら何度も試行錯誤を重ねました。これからウナギ釣りのシーズンなのでこれからウナギ釣りを始めようと思っている方のためにもわたし流のウナギ釣りしかたを紹介します。

目次

  1. うなぎ釣りについて
  2. うなぎ釣りに必要なもの
  3. うなぎ釣りのシーズン
  4. うなぎ釣りの時間帯
  5. うなぎ釣りのスポット
  6. うなぎ釣りの仕掛け
  7. うなぎ釣りのえさ
  8. 昼間のうなぎ釣り
  9. うなぎが釣れたら
  10. うなぎ釣りにあってよかった物
  11. うなぎの捌き方
  12. うなぎの調理法
  13. 最後に


うなぎ釣りについて

ウナギ釣りは古くからある釣法で竿を使う他にも筒などの罠で獲るウナギ筒などがあります。私がウナギ釣りをするきっかけとなったのは昨年、入江にて一人で夜釣りをしている時ニョロニョロする物体が近づいてきて、よく見るとそれは立派なウナギでした。そのときはすくえるところまで近寄って来たのですが網がなかったので捕獲できませんでした。それからというものゴカイやエビでもウナギが釣れるということをネットで見て、何もわからずにとにかく頻繁に同じポイントに行き竿を出しました。ウナギ釣りは通常の釣りと比べると少し違いアタリが来てもすぐに針がかかっているわけではないので、竿が反応してからも慎重にならなければならないのが一つのポイントです。うなぎはとても警戒心が強く餌を食べて針がかかるまで少し時間がかかります。それを知らずにウナギ釣りをしていたのでいつも竿がしなってリールを巻いて見ると餌だけ取られているという状態が何度か続きました。そのため初めてウナギが釣れたときは興奮と感動が止まりませんでした。初めて釣れたうなぎは食べられるサイズなので持ち帰りましたが小さいウナギも結構釣れちゃいます。小さいうなぎはできるだけリリースした方がいいでしょう。飼って大きくしてから食べるという方法もありますがウナギは警戒心が強く飼っても中々餌を食べてくれないのと(場合によっては数ヶ月から一年)食べたとしても大きくなるまで時間がかかるので食べられるサイズ以外はリリースです。実際、一度小さいサイズを持ち帰り水槽で育てようとしましたが一ヶ月弱全く餌を食べる様子もなかったので川に帰しました。

うなぎ釣りに必要なもの

うなぎ釣りに必要なものはこれは当たり前ですがまずは竿とリール。それからうなぎ釣り用のハリスとオモリ。これだけでうなぎ釣りに出かけることができますがそのほかにも釣って持ち帰る用のクーラーボックスやバケツ、うなぎは脱走の名人と言われているのでバケツの場合は蓋つきのものがいいでしょう。それからすぐに捌いて食べる場合は持ち帰ったあとに入れる水槽とブクブクなどもできれば欲しいところです。安価に済ませたいなら衣装ケースがオススメです蓋もあり幅もあるので大物が釣れても大丈夫でしょう。塩ビパイプを入れてあげるとウナギもストレスが少なく過ごせると思います。うなぎを捌くのは生きたままの方がいいということなのでできればそうした設備があるといいですがクーラーボックスやバケツにブクブクを入れておくだけでも大丈夫でしょう。それから重要なのが暗い夜釣りでアタリが来た時にわかるよう、竿の先端につける鈴やケミホタルです。私は何度も使い回しが効く鈴を使っています。アタリが来た時の鈴の音が好きでこれまで愛用しています。あとは夜釣りには必需品のライトです。ヘッドライトは両手が使えて便利です。

うなぎ釣りのシーズン

ウナギが釣れるシーズンは通常4月から11月までと言われています。うなぎはとても寒さに弱く冬はほとんど釣れることはないでしょう。3月の終わりごろから水温が上がってくるとウナギは活発に活動して行きます。ウナギといえば土用の丑の日が一番馴染み深くうなぎのシーズンも7月や8月ごろだと思うかもしれませんが、天然うなぎの旬は10月〜11月下旬だそうです。うなぎは低い水温だと動きが鈍くなり冬眠状態になります。冬の冬眠に向けて栄養を蓄えなければならないため秋の天然のうなぎは脂が乗って一番美味しく食べられるシーズンということです。

うなぎ釣りの時間帯

うなぎは夜行性です。なのでうなぎ釣り=夜釣りとなります。特にうなぎが一番釣れる時間帯は日没から20分から40分ぐらいが釣れる時間帯と言われています。実際に私の経験的にもこの時間帯が一番良く釣れた印象です。あとは場所にもよるでしょうが釣れる感覚は徐々に開いて行きます。そのほかにも私が調べた限りでは午前1時ごろや明け方の日の出ごろにも良く釣れるという情報がありました。私の場合は日没30分前ぐらいにポイントに着き準備をして、次の日のことも考え大体23時ごろには竿をしまうので夜中や明け方の釣果が実際どうなのかわかりません。いつも一人でひっそりとやっている為、飽きが来てしまうのと心細くなることのダブルパンチでやめてしまいます。若干暗闇が怖いというのもあります笑

うなぎ釣りのスポット

基本的には海につながっている川であればどこでも釣れます。ウナギが良く釣れるという釣りスポットだけはどれだけネットを調べても載っていません。みんな自分が釣っているポイントを知られたくないので詳しくは書かないのでしょう。私も自分が見つけたスポットはあまり人には教えたくありません。ですがウナギの生息しているポイントはそこら中にあります。うなぎが釣れる場所は先ほどにも書いたように海につながっている川であれば基本的にはどこでも釣れます。ただウナギが遡上できない大きな水門などがあるとウナギ釣りは難しいかもしれません。私も実際に釣りに行く場所は事前にグーグルマップで地道に調べ探し当てた場所です。また大きな水門があっても魚道(魚が登っていけるように作られた水路)などの整備がされている場所であれば釣れます。私の経験上は川幅の広い大きな川よりは川幅の狭い川の方が釣れる印象です。またうなぎは川の流れが強い方がいいそうなので川幅が広くても流れがあるところであれば釣れるのだと思います。

うなぎ釣りの仕掛け

うなぎ釣りの仕掛けは実に簡単です。ウキを使う人もいるようですが私はぶっ込みスタイルでやっています。これはあくまで私の釣る川での仕掛けなのでその川での適した仕掛けを見つけるまで他の方法をいろいろ試して見てもいいと思います。図のようにリールから伸びる糸にスナップサルカンをつけそこにナス重りとうなぎ釣り用のハリスをつけるだけのシンプルなものです。この仕掛けの利点はオモリの重さをすぐに変えることができ、針の取り付けも簡単にできる点です。というのもうなぎは釣れた時に針を飲んでいる場合が多いのでハリスはほぼ使い捨てと考えた方がいいでしょう。またうなぎは生命力が強いので針を飲んでも数日で自分で吐き出します。
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うなぎ釣りのえさ

餌は基本的にドバミミズというものを使います。手に入りにくい場合は大きな釣具店であれば「大関ミミズ」や「ミミズちゃん熊太郎」という餌が売っています。太く大きなうなぎ釣りにはもってこいのミミズではありますが、天然の元気なミミズの方が経験上釣果があります。そのほかにもカメジャコやアケミ貝、ゴカイやイワムシ、エビやカニなど幅広く食べますが、ミミズが手に入るのであればミミズをお勧めします。採ってこれば餌台はただですし、私の場合は100均で買った米びつに土を入れ採って来たミミズをストックしています。これがあればいつでもうなぎ釣りに行けるし、釣りで余ったりしても無駄にすることがありません。ミミズもまた脱走の名人なのでしっかりと蓋が閉まるものがいいでしょう。
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昼間のうなぎ釣り

先ほどウナギは夜行性と書きましたが実は昼間でも釣ることができる日があるんです。それは雨の降った日や雨の降ったあとの濁った川です。たまに道路などで干からびたミミズの死骸を見たことのあるかたもいると思いますが、それはおそらく雨の日に土から出て来たミミズがアスファルトやコンクリートなど潜ることができない場所で生き絶えたあとでしょう。ミミズは雨が降ると息苦しさから地上へ這い上がります。その為、土から這い出たミミズが川に流れてくるのでそれを食べるためにウナギたちも活動するのだと思います。なので雨の日や雨の後はウナギ釣りの絶好のチャンスなのです。

うなぎが釣れたら

うなぎが釣れた時の対処ですがこれも普通の魚釣りとは少し違います。普通の魚であれば釣り上げたあと針を普通に宙吊りにしても暴れているだけですがウナギの場合は針を外そうと糸に巻きつき強引に外そうと頑張ります。何度もくるくると巻きつき糸が絡むためそうなれば外すのが難しくなります。この時うなぎは半透明の粘膜を出し必死に抵抗します。私はうなぎ釣りをするときはこの粘膜対策も含めゴム手袋をしながら釣りをしています。手も生臭くなりにくいのでオススメです。釣れたあとは地面に下ろし糸に絡まないように動かしながら対処しましょう。普通の魚の場合は口を開き針を外せばいいですがウナギの場合は針を飲んでいることがほとんどなのでそのままハリスごとを切ります。あとはバケツやクーラーボックスに入れるだけです。針が口付近の浅い場合など簡単に外せるようなら外してもいいでしょう。
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うなぎ釣りにあってよかった物

ウナギ釣りはとても待ち時間が多い釣りだと思います。そのため、竿立てや椅子など快適にできるようなアイテムがあるといいと思います。それから餌を長持ちさせるための道具があると餌採りのたびにエサをつける手間を省けます。有名なのがDaiwaが出している「バクチョウ ミミズクン」です。私は潤滑油のスプレー缶についてるステンレス性のノズルで代用しています。ノズルが長いものであれば大きなミミズでも対応できるし、何よりホームセンターなどでノズルだけ買えば200円しないぐらいなのでコスパ的にもオススメです。


うなぎの捌き方

ウナギ釣りをするようになり一番困ったのがこの部分です。魚の三枚おろしも素人には中々難しいものですがウナギ捌きはそれ以上に難しいものでした。うなぎは鮮度が大事なので生きたまま捌かなければなりません。その上生命力が強いため捌いている間も動きます。様々なウナギを捌く動画を見ましたがプロの裁きは本当に感心します。そしてウナギは細長いのでそれ専用の道具も必要です。まずはまな板ですが最低でもヨコ60cm程度の長さがあるものがいいでしょう。タテは30cm以上あれば十分捌くことができます。しかしそのようなまな板は高く買えないので我が家ではホームセンターで売っているヨコ48cmタテ38cmの千円ぐらいのまな板を採用しました。安さと斜めに使えば60cmあるので大きなものは若干飛び出ますがなんとかこれで捌くことができています。そして目打ちはこれまた百均の千枚通しを代用しています。包丁はウナギ用の包丁が欲しいのですがこれも高いので出刃包丁で捌いています。お金に余裕ができたらウナギ包丁は欲しいところです。ちなみにウナギ包丁には東型と西型の2種類があります。これは関東方面の背開きをする捌き肩と関西方面の腹開きする捌き型があるためだと思われます。さて、前置きが長くなりましたがウナギの捌き方です。まずは下準備が必要です。ウナギは水温が高いと元気なので捌く前の30分から1時間程度で氷水につけておきます。これでウナギが冬眠状態になることでウナギの動きが鈍くなります。また冷凍庫に入れて一気に冷やし仮死状態にして捌く方法もあります。尾びれが凍ってくるぐらいが目安です。あとは動きが鈍くなったまな板に乗せ、目打ちをしたら背骨に包丁を当てながら一気に捌きます。最初は難しいのでこれは実戦で覚えていくしかないでしょう。内臓などを取り除き、その次に背骨の下にもう一度刃を入れ一気に背骨をそぎ落とします。文章での説明には限界があるのでこれは動画を観た方が早いです。

鰻(うなぎ)のさばき方:串打ち - How to filet Japanese Eel ver. Kushi-uchi -|日本さばけるプロジェクト


うなぎの調理法

捌いたウナギをグリルに入れ皮の方から焼いていきます。裏返しにして身の方を焼いたらタレにつけて焼き、タレにつけて焼くを繰り返します。うちの場合ですがタレの分量は醤油・酒・みりん・砂糖を1:1:1:1でまぜ一煮立ちさせます。焼きあがればウナギの蒲焼の完成です。肝はアルミホイルに包みタレを入れて肝焼きにし、骨は低温でじっくり30分揚げれば骨せんべいになります。お好みで塩を降ってジップに入れればいつでも食べられます。頭は半助といいこちらも割って蒲焼にすれば酒の肴にちょうどいいです。うなぎはほとんど捨てるところがなく美味しく食べられます。ただやはり養殖に比べると肉つきや脂の乗りは天然物は少し劣るところが難点です。

最後に

うなぎはその辺にいるミミズを採ってエサにできるので餌代もかからず大物が釣れればわらしべ長者的なことになります。近年うなぎは絶滅の心配もされて問題になっていますが、まだまだいるところにはいるんですね。シラスウナギの乱獲をやめればまた増えるとは思いますがね。ちなみにウナギは遡上するものと居つきする2種類があるそうです。普段釣る場所はまあまあ上流の方なので居つきだと思いますが海から遡上してるウナギもいるのだと思います。私の住んでいる地域は隣町がウナギの養殖が盛んなため、ウナギの専門店なども多く身近な存在ではありますが、やはりウナギは高級な食べ物なのでウナギを取り扱うお店は多いものの頻繁に行くようなことはありません。隣町の古くから代々続いているようなお宅では土用の丑の日が近づくと養殖業者さんなどからウナギをもらえるお宅もあるそうです。ウナギがもらえる方はもらえばいい、お金がある方はお金を払って食べればいい、私のような庶民はうなぎを食べたければ釣るしかないのです。それでは

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