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不思議現象!雪山に針のような氷の柱「ペニテンテ」

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※出典 www.summitpost.org

不思議な氷の柱「ペニテンテ」

アンデス山脈ではまるで剣山のような氷でできた無数の柱が広がる幻想的な光景を見ることができます。これは「ペンテンテ」という現象で雪が降ってできた物ではなく、雪が溶ける際に出来る現象だという。ペニテンテとはもともとスペイン語でとんがり帽子をかぶった懺悔する聖者のことを意味し、これに似ていることからこの現象もペニテンテと呼ばれるようになりました。この幻想的で不思議な光景はどうやって出来るのかを簡単に解説します。

ペニテンテとは

まずそもそもペニテンテという名前の由来ですが、ペニテンテとはスペインのカトリック教徒には復活祭の時に円錐型の帽子(カピロテ)をかぶり、覆面で行進するならわしがあり、その巡礼者のなかでも懺悔する人、苦行者の事を指します。見た目はなんだかファイナルファンタジーに出てきそうな感じですね。宗派によってはこれを行わないものもあります。
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※出典 whats-an-alpaca.com

ペニテンテが出来るメカニズム

ペニテンテは一見、氷の柱が空に向かって伸びているように見えるため、雪が降り積もりできたように見えますが、実際は雪が溶ける際に起こる現象です。そのメカニズムはアンデスの気候にあります。アンデス山脈では空気が乾燥しており、降り積もった雪が太陽の光で溶ける際に水に溶けるのではなく、蒸発する現象が起こります。これを「昇華」といいます。雪は太陽の光を反射するので、元々あった雪の凸凹に光が反射しあって、氷が解けずに昇華して風などに削られながらペニテンテの複雑な形状が出来上がるのです。
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ペニテンテの見られる場所

この現象が見られるの場所は標高4000メートル以上であり、なおかつ低緯度である事、気温が常に氷点下であり、空気が乾燥して風の吹いている場所である事です。基本的には以上の条件を満たしていればアンデス一帯で見られるそうですが、最も空気が乾いている「ドライアンデス」と呼ばれる南緯35〜40度あたりでよく観測されます。

最後に

この地球上で起こる不思議な現象は興味があり、いろいろとテレビやネットなどで見て楽しんでいるのですがこのペニテンテという現象は最近知り興味が湧きました。南米にはまだ行った事がなく、以前ペルー人の友人と彼の帰省ついでに一緒にペルー旅行に行く話もあったんですが滞在期間が長かったのでお断りしました。その時はマチュピチュに行くという話でしたが、ペニテンテもみられるのであれば次回お誘いがあれば行ってみたいですね。南米には幻想的なボリビアのウユニ塩湖やベネズエラギアナ高地、エンジェルフォールなどの有名スポットも多く存在するので死ぬまでに一度は行ってみたい場所です。高山病に絶対なっちゃいそうなのでその点はかなり怖いですけどね。それでは

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